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何が日本の弱点なのか①

2020-09-01

 日本の弱点は何かと突然尋ねられれば答えに窮する。長所は何かと尋ねられると勤勉・真面目・忍耐強い等いろいろあるが、今回のテーマは弱点であるからそれには触れない。弱点こそが国を亡ぼす原因になるからだ。日本は今のところ国が崩壊する状況にはない。むしろ今回の武漢肺炎に関しても、日本は世界一の模範国だと言っても過言ではない。

 それはとにかく、現在日本の弱点の一つは無気力、または事なかれ主義ではないかと思う。更には“もらうこと”ばかりを考える甘えと依存症である。今回の武漢肺炎症の件で、政府は大盤振舞いをしているが、大丈夫なのかと言いたい。今の日本では、何かあれば政府から助けてもらうのが当たり前という風潮になっている。

 もちろんこれは日本だけのことではなく、世界中がそうなっている。EUもそうだし、米国も風が吹いても雨が降っても政府が助けてくれるのが当たり前。その援助の金はどこから来ているのか、政府とは言うが結局は国民が払った税金からである。こんな風潮が続けば国は崩壊する。

赤みがかった色で色付けされた国は世界平均と比較してより集団主義的な文化を持っている一方、緑がかった色で色付けされた国はより個人主義的な文化を持っています。
図はWikipediaより

 これは民主主義が主張する個人主義の弊害である。特に今日の日本では個人主義が利己主義になり、国家社会の利益より自分の利益の方が優先になっている。乞食根性丸出しである。これでは国が栄えるはずがない。 

News Letter令和2年6月号より

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