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ミャンマー、武力衝突深刻化

2020-08-21

 今、ミャンマーで『内戦』が激化している。特に東部少数民族地域のそれが激しくなっており、カチン州では15万以上の難民が発生している。ミャンマー政府は、2018年11月から国内東部地域の少数民族への『武力制圧』を強化しており、各地で武力衝突が起きている。

ミャンマーの地方行政区分
写真はWikipediaより

 今年に入り、少数民族側とミャンマー政府との『停戦合意』ができたが、それは政府軍により破られた。これまで何度も『停戦合意』ができているが、常に破られてきた。

その背景は、ミャンマーに進出し、ベンガル湾に出ようとする北京の『あくなき野心』が背後にあるためである。そのため、少数民族を支援し、自国の地政学的利益を計ろうとする北京はこれからもミャンマーへの工作を強化することは必須である。

この国が『中立』を貫こうとするのは、北京の圧力を回避するためである。これからも、北京の工作によるミャンマー少数民族支援は続くとみてよい。

News Letter令和2年4月号より