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すべての不幸はバブル崩壊から始まった①

2020-09-10

いわゆる“失われた20年とは、1990年代の土地バブル崩壊から2020年の今日に到るまで続く超長期”デフレ不況のことを言う。

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日経平均株価  グラフはWikipediaより

実際は“失われた20年”ではなく、“失われた30年”である。ともあれこの“失われた20年”の期間に日本国民が失った富は実に3,200兆円にも上ると試算されている。

1956年 – 2008年の日本の実質GDP成長率の推移  
グラフはWikipediaより

これに関してはいろいろな試算もされているが、取り敢えずはこの数字を使用する。国民一人当たり、何と約2,500 万円にも達する。20 年間も経済が低迷しているということは、日本国民がその間に時間を失ったということだけではなく、貧困化し、意欲を失い、発展の機会も奪われたということである。

バブル崩壊時の首相は宮澤喜一で、大蔵大臣は羽田孜、日銀総裁は三重野康であった。彼等がバブル崩壊の犯人達とは言わないが、少なくとも政策に失敗したその禍根を今日まで残した責任は大きい。それは厳しく問われなければならない。

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第78代内閣総理大臣 宮澤喜一
写真はWikipediaより
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宮澤内閣で第96代大蔵大臣を務めた
羽田 孜  写真はWikipediaより
第26代総裁 三重野康の写真
第26代日銀総裁三重野泰
写真は日本銀行HPより

News Letter令和2年7月号より

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