災害派遣中こそ一層強化すべき国防態勢⑤
2020-09-29
ちなみに東日本災害の3年後にワシントンは米本国に移り、レーガンが第7艦隊所属となった。
そこで話を「トモダチ作戦」にもどすが、沖縄本島に駐留する31MEU(第31海兵遠征隊)が最大の陸上兵力を被災地に展開した。
すなわち31MEUの主力、約2200人は、揚陸艦2隻に分乗して気仙沼の大島に上陸し、人命救助などに尽力して高く評価された。然るにその後、頃合いを見て沖縄本島に戻り、脅威対処の態勢を整えたのである。
ところで災害救助の大役を果たした31MEUは、強力な諸兵連合の戦闘部隊である。
すなわち中佐以下約800人の歩兵大隊、120ミリ砲戦車4両、155ミリ榴弾砲6門、水陸両用車15両を主要な装備とし、大佐の隊長以下約3000人で輸送ヘリ16機、武装ヘリ4機、F35戦闘機4機の直接支援も受ける。
News Letter令和2年6 月号より
*当研究所は、混迷の時代に日本の行くべき方向を示す羅針盤として季刊ムック『和ORLD』を創刊しました。『和ORLD』 では国際情勢の分析や日本の国の価値を世界に知らせていくための特集を企画しています。
詳しくは↓のリンクから 『和ORLD』 ホームページをご覧ください
https://www.sesoken-world.com/
お得な年間購読もご用意しております。ぜひお申込み下さい